月曜の夜のできごと。
「インザパーク」っていう曲を聞いていたら、ふとある場所に行きたくなった。
僕が高校の頃に、毎日のように友人たちと勉強をさぼってかよっていた「丘の上」。
大通りを奥に進んで暗い道を抜けて、急な階段を登っていくと、小さな公園がある。
さらに登っていくと、きれいに並んでいない木々と、雑草が生い茂った小さな道がある。
そこには、美しいとはいえないし、眺めがいいともいえない景色が広がっている。
そこが僕の「丘の上」。
多いときは、6人とかかな、2人のときもあったり、ときどき1人で来ることもあった。
誰とくるかで、話すことも違うし、別に何も話さずカップラーメン食べて帰るときもあった。
べつに、何か足りてないとか、自分探しのための場所というわけでもない。
なんとなく、自然とそこに足がむかってしまういつもの場所。
たぶん、なんの縛りもなくて、なんにも気にしないでいい場所が他にはなかったのかもしれない。
7年振りとかだったのかな。遠くから見ると、マンションとか建っていて、
「丘の上」があの頃のまま残っているのか、ドキドキと不安になりながら向かっていった。
あの急な階段には、似合わない手すりがついていた。
僕の友達が、壊してしまった小さな公園の遊具はもう新しくなっていた。
そして、たどり着いた「丘の上」。
後ろには、新しいマンションが建っていて、目の前の景色はやっぱり変わっていたけど、
「丘の上」という場所は変わってなくて、そのまま残っていた。なんだかとても安心した。
10代の頃をひきずるように、生きている僕にとって
「丘の上」という場所には、僕にしか見えない風景がある。
ここに来ると、遠くの景色をみる。遠くの方をよく見ている。
その日は、夜の空にウソみたいな雲がふわふわ浮いていた。
その時間に、自分が支配されて、次第になにからも離れて、どこか遠くに行きたくなってしまう。
これまでや、これから、そしてこの瞬間。
どの自分のことも、黙って包み込んでくれる「場所」。
そんな「場所」は、他にはないかもしれない。
そこで、想い出したことがった。
あの頃、みんなで過ごした「丘の上」。
こんな場所をつくりたいと想っていた。たぶん、それで今の僕。
僕が、いつかつくりたい時間を確認できた気がした。
そして、いまどんな時間の場所にしたいのかを、もっと考えようと想った。
これから、またときどき「丘の上」にのぼる日が増えていきそうです。
誰にも気づかれないように(笑)
インザパークを聞きながら。ガヤガヤと、はらはらと♪
この夜のことを、うまくかける自信はなかったけど、かくって決めてた。
やっとかけました。やっぱり、うまくことばにはならなかった。
サクラ島の久保
2010年8月20日金曜日
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