2011年10月12日水曜日

K10D

K10D(PENTAX)

先日、カメラをゆずっていただいた。写真は....Re:s藤本さんアルバス酒井さんとの出会いもあって、写真そのものにも惹かれていたけれど。駆け回って、残したり刻んだりすることに、とても真剣に取り組んでいる人たちに、ここ1年くらい、とても刺激をうけていたことが大きい。サクラ島の活動の様子が残っているアルバムには、本当にいい写真が多いのは、後からその時間を思い返すことができるのは、そんな方々のおかげだ。ただ、淡々と授業や活動をこなしてゆくのではなく、言葉や写真を残すということは、何年か過ぎた後に、きっと価値やチカラを持ちはじめるのだと、見返す度に教えてもらった気がする。あと、ファインダー越しにコレは残したいって、思わず撮りたくなるような時間にしたいって欲が生まれている。想定外のものを。

僕が、初めて写真に興味を持ち始めたのは、福岡の田北さん「trivial records」がきっかけ。ずいぶんと昔の記録に戻ると、田北さんが小国(杖立温泉)で活動をされていた頃の風景を見ることができます。その頃、その町で生まれるものを写真と言葉で丁寧に綴られていました。その風景に惹かれて、活動のつづきを知りたくて夢中になっていた。自然と小国は好きな町になったし、良き縁も生まれた。そして幸運にも、その頃に田北さんが、使っていたカメラ(K10D)をゆずっていただいた。
K10Dは、僕が福岡でお世話になっていたデザイン会社で、代表が選んだ機種でもあった。僕も少し使わせていただき、いろんな取材の思い出も残っているものだ。なにより、代表が選んでいるってことだけで、僕にとってはもう特別だ。そんな思い入れのあるカメラを使えるのは、とても楽しみ。これまでは、「写ルンです」が主流だった僕。これからは、K10DとフィルムはNikon(コレも譲ってもらった大事なカメラ)と付き合ってゆきます。

目的は写真を綺麗に残すための技術の向上ではなくて、残すことや刻むことに向きあうこと。
あとは、僕にしか撮れない過程を伝えること。そして、誰かが思わず撮りたいわーと思うような活動を生むことがなによりです。

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