2011年7月15日金曜日

まちとぼくの接続詞

サクラ島自由作文 − 4通目】

「まちとぼくの接続詞」


ぼくは気付いたら、まちのことが好きになっていた。
鹿児島というまちがなんだか温かくて、居心地がよくて。
見知らぬ土地に来て、まだ1年しか経っていないぼくは
その気持ちを抱いている自分自身が不思議でしょうがない。
気付けば、桜島を見て無意識に方角を確認する。
住めば都と言うけれど、住むということは地域と一体になることなのかな?

ぼくはつながりという言葉がすこし嫌いだ。
どうも胡散臭い。あやしい人たちがよく使う言葉だ。
でも、つながりは大事なんだと思う。
みんな、つながるために生きていくわけじゃない。
生きていく結果として、つながっていくんだと思う。
このまちに住んで、この地で生きていて。
サクラ島大学を通じてつながった、たくさんのひと。
そんな大切なみんながいる。

そしてみんなが好きなこのまちを、僕も好きになっていく。
そんな大切な接続詞、サクラ島大学が
もっと強く優しく動き出すことをぼくは待ち焦がれている。



赤星良輔(サポーター)



※ サクラ島大学 開校式の案内と申込みフォームはコチラ。


2011年7月14日木曜日

知る、学ぶ、うれしくなる。

サクラ島自由作文 − 3通目】

7月31日は、なんと全国の姉妹校の方々からも、
駆けつけてくれると、連絡をいただいています。
遠く離れた、みなさんとの再会もとても楽しみ。
開校式では、ぜひ、他県の姉妹校の方々との交流も楽しみに、来てください。
きっと、地域それぞれの、おもしろい取り組みが聞けると思います。

まずは、京都カラスマ大学マキ姉さんからの作文です。

*サクラ島自由作文にかんしては、コチラ





知る、学ぶ、うれしくなる。


いよいよサクラ島大学が開校する。
という報せをうけて
わくわくと鹿児島というまちに
おもいをはせてみた。

ところが、
はせるおもいの行き先が
どうしてもぼんやりと
カタチのないまま時間だけがぎる。
わくわくがいつのまにか
ぼんやりと霧散する。

そんなことでは
いっこうに文字になりそうもなく
ああ、つまりわたしは
鹿児島というまちについて
なんにも知らないんだな
ということをおもい知った。

京都のことなら
なんでも知っている。
ひとも、まちも、みせも
そのいいところもわるいところも。

でも、
よそのまちについては知らなすぎる。
とくにとおく離れたまちについては。

それはつい最近、
東日本大震災のときにも
おなじことを感じたのだ。

東北。
それは遠いまちのこと。
おもいを届けようとがんばってみても
はせる思いの行き先がどうしても
どうしてもぼんやりとしてしまう。

じぶんのなかのその事実に
唖然としたりジレンマを感じたり
涙を流したり。

姉妹校
といったって特別な契約があるわけじゃないし
仲良しこよしごっこじゃないしでも、
姉妹校のあるまちというそれだけで
このプロジェクトに関わるわたしたちが
じぶんのまちのみならず
よそのまちに興味をもつ
おおきなきっかけになるのは
まちがいない。

シブヤ
ナゴヤ
札幌
ひろしま
東京のにしがわ
福岡
沖縄
そして
鹿児島

それぞれのまちに
「姉妹校があるんだ」って
言えることはちょっとした自慢で、
「姉妹校からやって来ました」って
甘えてもかまわないひとが
そのまちにいるということは
ちょっとした奇跡だ。

どんなちいさなことも
知るということはたのしいこと。
ゆたかなこと。
こころに刺激をあたえること。
すこしばかり安心なこと。

そのよろこびを
そこに至るはじめの一歩を
踏み出すちいさな勇気を
ひとりでもたくさんのおとなたちへ。

わたしたちが
この取り組みを通じて
こころがけているのは
そんなささやかなことかもしれません。

サクラ島大学とのご縁を通じて
鹿児島のまちをまっさらなきもちで
これから知ってゆけるのは
なんとたのしみなことでしょう。

2011年7月31日。
みなさんと一緒に
はじめの一歩を踏み出せることを
とてもうれしくおもいます。


祇園祭りの京都から
コンチキチンのお囃子とともに。

京都カラスマ大学学長 高橋マキ






※ サクラ島大学 開校式の案内と申込みフォームはコチラ。


2011年7月13日水曜日

サクラ島自由作文 − 2通目

サクラ島自由作文 − 2通目】

今日は、僕が、この大学づくりを行う過程を見ていただき、
アドバイスをいただいた、あっちゃんこと、中島さんから。

背筋が、キリッとのびるような作文です。(2011年6月7日にいただいたもの。)

*サクラ島自由作文にかんしては、コチラ





今日、是枝監督の『奇跡』という映画を観てきました。
この映画は九州新幹線全線開業を一つのモチーフとして作られており、
九州が舞台、鹿児島がその中心になっています。

桜島が何度もシンボル的に登場するのですが
その他、西郷さんの銅像も磯庭園も光り輝く錦江湾も登場しません。
いたってふつうの、フォトジェニックでもない街角、家並み、人々。

そういう鹿児島的空間に
本当に暮らしているかのような日常性をまとった役者さんたちによって
ちょっとキュンとする物語が繰り広げられます。

懐かしさと、切なさと、愛しさと、温もりと、光り。

「あなたもきっと、誰かの奇跡。」とはこの映画のキャッチコピーですが、
大切な誰かがいることや、その誰かは大切なひとなんだと気づくことは
大袈裟かもしれないけど奇跡みたいなことなんだよ、
ひたひたと胸の奥に迫ってきました。

さて。私は先生役として生徒役の久保サンと会い、
サクラ島大学がこの鹿児島の中に着地するためのあれこれを
一緒に考えるような時間を何回か持ちました。

それがどれほど役に立ったのか意味があったのかはわかりませんし、
久保サンが職員の皆さんと作りだそうとしているサクラ島大学というものを
どれだけ的確に感じ取れているかもわかりません。

だから「テガミヲカイテ」との依頼で書くこの手紙も何となくソワソワするのですが一度、
期待ということについて久保サンと話し合ったことがあるものですから
私からの勝手なる期待を書いて手紙を終えさせてもらいます。

開校、おめでとう。
そう言ってくださる多くの方々の期待をお預かりし、
一緒にはぐくみ、お返ししていけるように、

  街が新鮮に見えたり、ひとに発見があったりする大学だといいですね。
  出会いを紡ぎ、一つずつ光りを灯していけるような大学だといいですね。
  それらを守り育てていけるだけの逞しさを備えた大学だといいですね。

サクラ島大学、開校、おめでとうございます。


STUDIO K. 中島秋津子





※ サクラ島大学 開校式の案内と申込みフォームはコチラ。

2011年7月12日火曜日

ここで生まれるものをずっと見ていたい

「サクラ島自由作文」を書いてください。

先々月くらいから、そんなお願いを、何人かの方にしていました。

僕以外の人は、「サクラ島大学」のことをどう感じているのだろうか?
今まで、かかわりのあった方に、その感想だったり、期待や疑問に思うことを
その人の言葉で綴っていただきました。

・目的は、どんな人たちが、どんなメリットを感じて関わっていくのかを浮き彫りにすること。
・僕ら自身が、お互いにどんな想いをもってかかわっているのかを知り合ってみたいこと。
・あわよくば、それらの言葉のどこかに、誰かがかかわってみたいと思うスイッチにもならないか。

考え、実際に、言葉にする作業は、なかなか一苦労な作業だったと思います。
書いていただいたみなさま、貴重な時間を削っていただき、感謝いたします。

時間が経過した内容もありますが、開校までに、一部を少しずつ公開させていただきます。


お一人目は、昨年の初めてのプレ授業からサポーターとしてかかわっていただいている
マリコさんのサクラ島作文です。






【サクラ島自由作文 − 1通目】

「ここで生まれるものをずっと見ていたい」


こんにちは、はじめまして。
私は約一年前の2010年夏から
サクラ島大学のサポーターをしています。

ここではサクラ島大学に興味を持っている
すべての方々へ
そして、今まで一緒に活動してきた
サポーター、職員のみんなに
私が今思っていることを書きたいと思います。


この一年。
サクラ島大学と関わることで
自分の中で変わったもの。

たくさんあるような気がして
「これ」とは言い切れないのですが、

ひとことで表すとするならば
「生活の中で感じる幸せがぐんと増した」
という言い方が一番近いような
気がします。

平日の夜
少し疲れた体で
石蔵の扉を開けると
やわらかい光とみんなの声が
私を包んでくれます。
サポーターミーティングは
そんな雰囲気の中
毎回和やかに行われています。

これまで、サポーターとして
関わってきたイベントは

プレ授業3回
「サクラ島大学オープンキャンパスの授業
  @GOOD NEIGHBORS JAMBOREE 2010」

・「大切な人に贈る、クリスマスメッセージ」
・「かのやデザインパワースポットめぐり」

加えてオープンサポーターミーティング
花見、BBQなど。

サポーターっていいなと思うのは
授業を企画する立場でありながら
毎回授業に参加できるところ。

それぞれの授業で
音楽の持つ根源的なチカラ、
コトバの深さ、
デザインが人に与える影響を
「学ぶ」という以上に
「体感」してきたような気がします。

その「体感」の元になるのは
その授業を通して出会う人と
その場を共有することなのではないかと
個人的には思っています。

これまで出会った人は数え切れないですが
真剣に何かに向き合ってきた人ばかり。
それは
音楽であったり
写真であったり
ものづくり、人に伝えること、
デザインすることであったり。

そんなみなさんと行う授業で
共通していたのは
「心に響く瞬間」があるということ。
きっとそれはこれからも変わらないだろうと思います。

その瞬間を作り出す授業の裏側には
丁寧な会話に支えられた
職員やサポーター同士の
深いコミュニケーションがあります。
想いが想いに呼応して
授業は創りだされていくのです。

そういう瞬間の積み重ねが
私の中の何かを確実に癒し
元気付けてくれる。
その力は毎日の生活へと
循環していく。
そんなふうにして
この一年でサクラ島大学は
すっかり私の中に根付いています。

これからも授業を通して出会うみなさんと
そして職員、サポーターのみんなと
お互いが元気になれるような
キッカケ創り、授業創りができればいいなと
心より願っています。


最後に。
親愛なるサクラ島大学のみんなへ。
開校が待ちきれないね。
これからも授業創り楽しんでいこうね。

そして学長へ。
サクラ島大学を創ってくれてありがとう。

サクラ島大学の船出を
心からお祝いします。


マリコ





※ サクラ島大学 開校式の案内と申込みフォームはコチラ。

2011年7月7日木曜日

サクラ島大学の開校式

サクラ島大学は、この夏、新たな船出の日を迎えます。


7月31日(日)には、開校式と、ひとつめの授業を。
その後、毎月、さまざまな授業をつくっていきます。

まず、はじまりの挨拶をさせていただく、開校式のご案内です。


僕たちは、授業の特徴に合わせたフィールドを選び、
学びたい好奇心が高まるなかで、学びの場をつくっていきます。

そこで、はじまりの場所として、
「鹿児島県民教育文化研究所」という場所を選びました。

昭和十一年につくられた、もともとは呉服店だった建物で、
その後、教育のための施設につかって欲しいという思いから、
学びを語らう場所として、これまで丁寧に守られてきました。
椋鳩十さんに縁のある場でもあるそうです。

緑ゆたかな庭園と、自然と心が落ちつくような懐の深い空間。
学びにかかわる話が重ねられてきた時間が染み込んだ場所。
ここで、はじまりを迎えたいと想いました。





僕は、ここに来ると、子どもの頃を思い出します。
夏のお盆の季節に、おじいちゃんの家に家族が集まる。
久しぶりに会う親戚のおじさんの話を聞いたり、従兄弟と遊んだり。
そうめんを食べたり、縁側でスイカを食べたりした記憶。

そんな親戚が集まるような、なつかしい風景のなかで、
サクラ島大学の開校式と、授業をはじめていきます。

開校式では、
サクラ島大学って、どんなことをしていくの?という話や、
これからの授業のご紹介をさせていただくとともに。
また、じまりにふさわしい授業も企画しました。
授業後は、交流会の時間も用意させていただきます。
この日、また新たな出会いがあることをとても楽しみにしています。

これまでにお世話になった方々、
これから、つながっていきたい方々、
サクラ島大学や授業に興味をもっていただいている方々と、
たくさんの方のご参加を楽しみにお待ちしております。

どうぞ、お気軽に学びのはじまりの時間にいらしてください。

良き出会いの多い時間となりますよう。

*開校式での、授業の内容は、コチラから。





「サクラ島大学の開校式」

【開催日時】2011年7月31日(日)
【教室】鹿児島県民教育文化研究所(鹿児島市春日町4-60)
    *大龍小学校横。
     鹿児島市バス:2番線・6番線・22番線、いずれもバス停「大龍小学校前」より徒歩1分。
     JR 鹿児島駅・市電 鹿児島駅より徒歩7分
【定員】50名
【開校式の流れ】
 13時30分~ 受付開始
 14時00分~ サクラ島大学 開校式
 14時45分~ 休憩
 15時00分~ はじまりの授業(先生:働き方研究家 西村佳哲さん)
 16時30分~ 交流会
 18時30分~ 閉会


【用意していただくもの】
*授業のメモ等に使われる文房具等は各自持参してください。
*交流会の飲食費として1,000円が必要となります。


※1:定員を超える場合は、先着順とさせていただきます。
※2:はじまりの授業の内容に関しては、コチラから。
※3:サクラ島大学の授業参加費は、基本無料となりますが、
   開校式につき交流会とセットさせていただくため、飲食費1,000円が必要となります。
※4:当日は、駐車場がございません。公共交通機関をご利用の上、ご来場お願いいたします。

その他、開校式に関するお問い合わせは下記にて。
sakurajima.univnet@gmail.com


> キャンセル待ちの受付中

※現在、定員一杯となっています。キャンセンル待ちとなっています。



はじまりの授業

「学ぶ」のまえに、考える。よりよく学ぶこと。
 ~働き方研究家のお話を手がかりに~


いよいよサクラ島大学の授業がはじまります。

僕たちは、学ぼうとする心がけひとつで、
きっとたくさんのことに出会えるはずです。
これから始まる学びの時間のために、
今まで見おとしていたことに、できるだけ気づきたい。
自分のなかの好奇心や感性のスイッチを、できるだけオンにしておきたい。

僕には見えていないものに、気づけたり、出会っていくことが上手い人は、
「なにがちがうんだろう?」きっとなにかが違う。
その違和感を、すこしでもひも解いていけたら、
今まで見えなかった風景が見えてくるのだと思うのです。


今回、そんな「学びのヒント」になるお話を、
働き方研究家の西村佳哲さんにお願いしました。

西村さんは、様々な方のワークスタイルやライフスタイルを、
インタビューして、その探検報告を本に書かれています。
ものごとにおいて、少年のように無垢な好奇心をもち、
丁寧な会話から「きく」という行為を、とても大切にされている方です。

西村さんは、インタビューという行為を、こんなふうに表現されています。


「僕にとってインタビューとは、人を通じて見えてくる風景に魅入ることであり、
 その執筆は風景画を描く作業に似ています。」


どんなことを大切にしながら、どんなふうに探検をし、どんな風景を見ているのか、
その働き方や旅の記憶から、お話をしていただきます。

西村さんのお話を手がかりに、これから学んでいくその前に
よりよく学んでいくためのヒントを、考え、発見できるような時間になればと願います。






西村佳哲(にしむら よしあき)

1964年/東京生まれ
プランニング・ディレクター
武蔵野美術大学卒。つくる・書く・教える、三種類の仕事。建築分野を経て、ウェブサイトやミュージアム展示物、公共空間のメディアづくりなど、各種デザインプロジェクトの企画・制作ディレクションを重ねる。
多摩美術大学、京都工芸繊維大学 非常勤講師。
大学などいくつかの教育機関で、デザイン・プランニングの講義やワークショップを担当。リビングワールド代表(取締役)。
全国教育系ワークショップフォーラム実行委員長(2002~04)。
働き方研究家としての著書に『自分の仕事をつくる』(ちくま文庫)、
自分をいかして生きる』(バジリコ)、『自分の仕事を考える3日間
みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(弘文堂)、
かかわり方のまなび方』(筑摩書房)など。


□ リビングワールドのサイトはコチラ





※ この授業は、サクラ島大学の開校式のプログラムの中で開催されます。
  申込みは、開校式の申込みフォームよりお願いいたします。(コチラ)

2011年6月3日金曜日

6月11日。夏への作戦会議、リベンジです。


台風の影響で延期となりました、サポーターミーティングを、
改めて、6月11日(土)にひらくことに決定しました。

ついに、6月がはじまり、いよいよ開校まで2ヶ月をきりました。

急ピッチで、準備も進めていきます。

開校式の詳細も、サポーターミーティング後に、発表予定です。

緊張と、焦りは多いですが、
新しい動きをはじめていく伝えようのない期待感があります。

かっこよく、きれいに進んでいかないと思いますが、
今しか味わえない時間を、一緒につくっていくサポーターのみさなんと、
精一杯、楽しんでいきたいです。

正直、不安や、疑いとかもあると思います。
参加をする動機は、それぞれだろうし、
ただ何となく関わってしまっている、ということもいいと思います。

ただ、これまで、
なにか、なかなか踏み出せなかったことへ、
まず、出会ってみようという人が集まってくる場だなと感じでいます。

そんな場だからこそ、得られるものがきっとあります。

以前に参加していただいた方や、開校まで待ちきれないという方は、
ぜひ、サクラ島大学の作戦会議に参加してみてください。
もちろん、はじめての方には、大学の説明もさせていただきます。

お会いできるのを楽しみにしています。




「開校にむけた、サポーターミーティング」

日時 | 2011年6月11日(土)14:00〜16:00頃(受付:13時45分〜)
場所 |マルヤガーデンズ4F(ガーデン4)
内容 |開校式に向けた作戦会議
参加費| 無料
応募 | 参加ご希望の方は、申し込みフォームから応募よろしくお願いします。


予約申込みフォームへ


お問い合わせはこちらまで。
sakurajima.univnet@gmail.com