2011年7月19日火曜日

サクラ島大学と中臣鎌足

サクラ島自由作文 − 8通目】

「サクラ島大学と中臣鎌足」


28歳のとき東京→鹿児島へIターンしてから数年、僕は、自分のチカラを発揮する場所が見つからず、モヤモヤした日ばかりすごしていた。ソノ責任を、自分にではなく、「鹿児島」や「誰か」に押し付けて。

けれども、ふいに普段の行動範囲、「枠」から外へ出たのをキッカケに、変化しはじめる。動けば動くほど巡り会う鹿児島の偉人・奇人。彼らと語る。思い描く。力を尽くす。そのうちに、イツからだろう、モヤモヤは晴れ、僕は、求めてきた状況のなかに居た。

ソノ幸運、すべての要因たちに、感謝しているし、カラダの中には、頂いた縁、機会、アイデア、ノウハウを、お裾分けしたい気持ちがある(常日頃ではないけれど…)。

盛り上げる対象は、変える対象は、枠を越えるのは、枠を外すのは、「鹿児島」や「誰か」ではない。ソウ思うから、向き合う相手は、これから先も、自らの「欲」と「枠」。朽ちるまで、ソレらと遊び続けるツモリ(チサト)でいる。

だけれども、自分勝手なソノ行為の刻むモノが、誰かの「ふいなキッカケ」になるならば、幸福だろうな。

僕らの作るサクラ島大学の授業が、書いた文が、撮った写真が、7月31日に行なう開校式が、ソコへ繋がるならば、嬉しいだろうな。

とかとか、思ったり思わなかったり中臣鎌足(なかとみのかまたり)。


2011年5月19日

安藤アンディ (サクラ島大学 職員)


P.S.
鎌足(かまたり)のさ、「われはもや 安見児(やすみこ)得たり 皆人の 得難にすとふ 安見児得たり」(私は安見児という天皇の妻ともなる資格を持った美女を得た、皆が手に入れられないと言っていたあの安見児を得たのだ)という歌をさ、どう思います?僕はねえ、安見児、安見児、って2回も言っちゃうあたりが好きです。



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