「雨男とロマン競争」
久保雄太さま
西日本をめぐる旅の出発は鹿児島から。
そう決めて一番最初に連絡したのが久保くん。
久保雄太•雨男伝説の通り記念すべき旅の出発地点では、どこへ行っても雨だった。
でも、鹿児島を発つ何時間か前に雨があがってずっと曇って見えなかった桜島が姿を現したときその雄大さと美しさに泣きそうになったのを覚えている。
最後の最後で決めてくるとは、やるね。
今だから言えるけど実は、久保くんに初めて会ったとき少し胡散臭さを感じていました。
あ、言っちゃった。
けれど、親切過ぎるおもてなしと、雨のドライブ中にしたいつまでも続けられそうなお話で「ああ、この人、本当に素直なんだな」と思った。
「僕はただ、鹿児島を好きになって帰ってもらいたいだけなんだ」という言葉も、すんなり入ってきた。
何より、あなたの周りにいる人が証明してくれている。
さとこちゃん、かずみちゃん、アンディ、じゅんさん、しゅうさんやひろのおばちゃん…。また会いたいと思う人たちばかり。
会わせてくれた皆の心地よいツッコミと、あったかな声で繰り広げられる会話の数々。そんな人たちに、事あるごとにいじられているなんて、うらやましいです。
久保くんの自分の弱さを隠さない…隠せてないとことか弟みたいに、すっと心の中に入ってきて、気がついたらロマンチックなことを色々話してしまうとこ。まだ自分の中に落ちてないのかな?と思う言葉も次会ったときには、ちゃんと自分のものにしてるとこ、すごくよいなと思う。
“何故、サクラ島大学やっているの?”なんて
質問は無粋だし、不要。
わたしも、そう思う。
鹿児島から始まった旅にも理由なんてなかった。けど、予想も出来ないことばかりの最高の旅の幕開けだった。理由も理屈も超えたものを見てみたい。そうだよ、ロマンだよ。やひろのおばちゃんが「同い年は競争相手じゃないとダメ」って言ってたよね。ロマン競争へ。いざ!
中里希 シブヤ大学キャンパスMAPつくり隊
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