2011年7月24日日曜日

気持ち、思い

サクラ島自由作文 − 13通目】

「気持ち、思い」


サクラ島大学の開校式。
どんな気持ちで迎えるのだろう?

私が初めて参加したのは、姉妹校 京都カラスマ大学の開校初日。
開校式には間に合わなかったけれど、初日の授業に参加した。
「芸妓Haaaan!」、「やってみよう精神を育もう!」と、京都の魅力溢れる授業を体験し、ナゴヤでどんな事ができるのだろう?と思った。

大ナゴヤ大学 開校式、朝イチバンで熱田神宮に皆で開校祈願を行い、晴れやかな気分でそれぞれの授業がスタートし、全員が戻ったところで市長を迎え開校式を行った。

「大ナゴヤ大学号という船が発進する。皆さんが推進力」と開校前の「Think ナゴヤ!」で宣言した半年後の事だった。

「シブヤや京都はわかる。何もないナゴヤで何ができるのか?」と言われながらも、賛同者は増え、開校まで気持ち・思いの輪が広がっていった。

緊張していたけれど、開校式の挨拶は、まるで自分が何かに動かされたように言葉が自然と出ていった。それだけ募るものや、皆の思いに後押しされたのだろう。

シブヤ大学を初めて体験した時、心地よく対応してくれたスタッフが応援者として、仲間となって全国から応援してくれているのが伝わってきた。

姉妹校と一緒に過ごした「つくり方学科」では、それぞれの県や市、まちの事情は違うが思いは一緒の仲間達に出会うことができた。

ひろしまジン大学の開校式。自分ごとのように思っていたので、開校式を少し離れたところから、ドキドキして見守った。

サクラ島大学の開校式。姉妹校ネットワークの中で、イチバン末っ子である。しかし、それは開校時期だけのことであってフラットな関係だ。

ナゴヤでは、島津藩により木曽三川の大改修に尽力を尽くしていただいた恩がある。岐阜の長良川温泉に新人の舞妓さんとしてやってきた喜久雛さんは、昨年鹿児島からやってきた。鹿児島にも姉妹校ができるのですよと伝えると大喜びの様子だった。

久保学長は、開校前よりナゴヤにもやって来て、それぞれの姉妹校からのメッセージを伝えて鹿児島へ帰って行った。思いや各姉妹校のそれぞれの苦労、思いを持った上で、可能性の芽を持ち帰って行った事だろう。

2011年、春から夏へ。船出は新しいカタチの取り組みとしてスタートする。

サクラ島に咲く地域のまちづくりネットワークは、全国をさらに活性化させる魅力のあるものになると確信する。

列島の最南端。人が集まるという場所で「つながる」・「マナブ」の輪が広がることをこの上なく喜んでいる自分に気づく。

どんな人達が集うのだろう? 参加者、スタッフさん、ステークホルダーの皆さんの表情はどうだろう?

いろいろな気持ち、思いに後押しされていることだろう。

晴れがましい気持ちで、その日を迎えることを願って。



2011年7月19日

加藤 慎康 (大ナゴヤ大学 学長)


※ サクラ島大学 開校式の案内と申込みフォームはコチラ。


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